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税理士法人ウィズ ＮＥＷＳ 2025年11月号 VOL.191
平均的なビジネスパーソンが年間で読む本の冊数が十数冊と言われる中、成功している経営者は年間60冊、つまり週に１冊以上のペースで本を読んでいるそうです。
ＳＮＳやインターネットで膨大な情報が瞬時に手に入る時代に、成功者たちが今もなお「紙の本」を手にするのは、読書が優れた自己投資だからでしょう。
※PDF版はこちらからダウンロード→税理士法人ウィズ ＮＥＷＳ 2025年11月号 VOL.191
セミナー情報
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お役立ち情報
【令和7年 年末調整の注意点】
これまでも紹介してきた令和7年税制改正により、本年の年末調整は大きく変更されることとなりました。
今回は実際の控除申告書の記載に関する注意点を解説します！
別紙にて、紹介項目と関連する記載箇所についても取り上げていますので合わせてご確認ください。
１．扶養親族等の所得要件の変更
これまでは扶養親族の所得要件は“48万円以下”でしたが、“58万円以下”へと引き上げられました。
そのためパート・アルバイト等の給与収入のみの場合は、“年収123万円以下”の方が対象になります。
※併せて配偶者控除の要件も所得金額58万円以下へ引き上げられています。
２．特定親族特別控除の新設
新たに設けられた控除制度で、次の全ての要件を満たす親族がいる場合には適用できます。
① 生計を一にしている
② 年齢が19歳以上23歳未満
③ 合計所得金額が58万円超123万円以下(給与収入のみの場合、123万円超188万円以下)
※配偶者、青色事業専従者、白色事業専従者除く。
いわゆる大学生世代の子供がアルバイトを行っていた場合に、最大63万円の控除が段階的に受けることができることができます。
いかがでしたでしょうか。
新たに扶養親族等の対象として申告できる方がいるかもしれませんので、従業員の方々の親族の現況や令和7年中の所得の見積額のチェックが重要となります。ご自身で年末調整を行われる方や、経理担当の方は例年以上に余裕をもった準備が必要となりそうです。
控除申告書等の記載方法などで分からないことがあった場合には、お気軽にウィズまでご相談ください！
ウィズの本棚
『会話の0.2秒を言語学す』
【出版：新潮社 著：水野 太貴】
本書は、人が会話で発話を交代する平均時間「0.2秒」に注目し、その背後にある言語の仕組みを多角的に解き明かす一冊です。
語用論・意味論などを軸に、日常会話やレビュー・漫画など多様な例を交えながら、言語の奥深さと面白さを軽快に紹介しており、会話や言葉に対する新しい視点を与えてくれます。
先人の言葉
日本の作家である開高健が広めたタイ王国のことわざ。
毒蛇は強力な武器を持っているため何者も恐れず悠然としている。自分に自信のある者は決して焦らない。
税務カレンダー
12月10日
★11月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付
※住民税納期の特例分（6～11月分）含む
本年最後の給与の支払いを受ける日の前日
★年末調整に係る各種控除申告書類の提出
本年最後の給与の支払いをするとき
★給与所得の年末調整
翌年1月5日
★10月決算法人の確定申告（法人税、消費税、地方消費税、法人事業税、法人事業所税、法人住民税）
★1,4,7,10月決算法人の3月毎の期間短縮に係る消費税確定申告
★4月決算法人の中間申告（半期分）
★消費税年税額が400万円超の1,4,7月決算法人の3月毎の中間申告
★消費税年税額が4,800万円超の9,10月決算法人を除く法人及び個人事業者の1月毎の消費税中間申告
12月中において市町村の条例で定める日
★固定資産税（都市計画税）の第3期分の納付
トレンドを斬る！
今月のトピック：【スマホ認知症】
スマートフォンの長時間使用による「スマホ認知症」予備軍が増えています。
激しい物忘れや集中力の低下、言語障害などの原因は、膨大な情報量を処理する脳のオーバーワークによるものだとか。使用時間の制限、スマホなしの散歩やぼんやりする時間で脳を休めれば改善します。
適度な距離感と、人間本来の生活が身を守る鍵となるようです。
商売のヒント
今月の商売のヒント：【読書という最高の武器】
イーロン・マスクは９歳でブリタニカ百科事典全巻を読破し、若い頃は１日最大10時間もＳＦ小説を読んでいたのは有名な話です。「経営の神様」と呼ばれた稲盛和夫さんも若い頃から哲学書や歴史書などを読みあさり、独自の経営哲学「京セラフィロソフィ」を築き上げました。多読で知られる孫正義さんは、特に歴史小説、中でも司馬遼太郎の作品から多くの知見を得たと公言しています。多忙を極める経営者たちは、なぜそこまでして「紙の本」を読むのでしょうか。
その理由は、読書が「コストパフォーマンスに優れた最高の自己投資」だからではないかと思います。本は、先人たちが膨大な時間と労力をかけて築き上げた知恵と知識の結晶であり、彼らの成功と失敗の記録ともいえます。私たちが直接、経験できることには限りがありますが、読書を通じて他者の仕事観や人生の軌跡を追体験することで、自分の経験値を飛躍的に高めることができるのです。また読書によって多様な思想や価値観に触れることで、自分なりの考えや信念、確固たる判断基準を築くことにも役立つでしょう。
読書習慣のある成功者に共通しているのは、単に知識を得るために本を読むのではなく、歴史や哲学から人生や経営の本質を学び、独自の哲学や確固たる判断基準を築くために読書を活用している点です。インターネット上の情報が短期的なビジネスのヒントだとすれば、紙の本は永続的な自己成長を支える羅針盤といえるでしょう。本の解説動画やオーディオブックも便利ですが「自分の血や肉となる最高の自己投資」を目指すのであれば「読む」に勝るものはなさそうです。
メンバー後記
税務調査が盛んに行われています。どの会社もほぼ必ずと言っていいほど決算期日においての売上の漏れや期ズレがないかがチェックされます。
売上は納品日に計上するのが原則です。例えば、売上請求20日締めの会社は21日から末日までの分が漏れ易くなります。
また売上が翌期なのに仕入が当期のものは在庫となります。毎月の処理では問題はありませんが、決算時には特に注意が必要です。
先日、元自衛官のトップを務めた方とお話しする機会がありました。その中で、「リーダーに必要な資質とは何か」という話題になり、その方は一言「華があること」を挙げられました。
「華がある」とは、「この人をリーダーにしようと周囲が自発的に担ぎたくなるような人」という意味だそうです。約4万5千人もの組織を束ねてこられた方の経験に基づく貴重なご意見であり、非常に印象に残るお話でした。
先日、いつも通る道路が渋滞していました。 なぜだろうと思っていたら七五三のお参り渋滞でした。なんだかホッとし、自分の子 供の時を思い出しながら子供たちを見ていました。
少子化や時代の変化が激しいですが、このような伝統的な祝い事はなくなることなくいつまでも続いてほしいですね。木枯らし一号も吹き日中もだいぶ寒くなってきました。インフルエンザも流行っているそうなので、気を付けて下さい。
庭の草むしりをしていたら、根の浅い草はすぐ抜けるのに、放っておいた草は根が太く深くなり、抜くのも一苦労。仕事も同じで、早めに気づき、早めに対応することが肝心ですね。
今年も残り2か月。年末調整など慌ただしい時期になりますが、ひとつずつ着実に整えたいと感じました。朝晩冷え込む季節です。皆様もどうぞ体調に気をつけてお過ごしください。
インボイス制度が開始してから丸2年経ち ました。開始時にインボイス登録をしていた 個人事業主が最近になってインボイスの取消をされている方が見受けられます。
ウィズで記帳代行のお客様は確認できますが自計化のお客様に関しましては改めて請求書の確認をしながらの入力をお願い致します。
今後の取扱い対策など疑問がありましたらいつでもご相談ください。
流行語大賞のノミネートが発表されました。1年間でどのようなことが起きたのかを表す言葉たちですが、良いもの、悪いもの様々ですね。
テレビで「長袖をください」を見て、爆笑していましたが、まさかノミネートされているとは、ともう一笑いさせてもらいました。
中には「フリーランス保護法」もあり、時代を感じました。皆さんはどの言葉が流行語になると思いますか？
2025年も2カ月を切り、年末調整の時期が近づいています。今年は税制改正の影響で、
昨年よりもさらに複雑化しています。
特に基礎控除申告書は新たな内容が追加された結果、タイトルだけでなんと64文字に！税の三原則の1つである「簡素」に則り、もう少しわかりやすくできないものかと考えてしまいます。
記載について迷う点もあるかと思われますので、ご不明点等はお気軽にお問い合わせください。
日が短くなると、繁忙期の訪れを感じます。
年末調整担当者の皆さま、準備の進捗はいかがですか？所得要件の変更や新しい控除の創設もあり、年調ソフトに入力するための事前の情報取集がより重要になってきます。
年末調整が終われば、源泉所得税の納税に給与支払報告書の提出、法定調書や償却資産申告書の提出と立て続けに期限が到来します。
体調管理に気をつけて、今年も無事に乗り切りましょう。
政界の動きが目まぐるしい1年でしたが、この1か月は特に激動でした。
その中で成立した高市政権。全方位から注目が集っていますが、個人的に注目したいのが新しく設けられ、片山さつき氏が就任した「租税特別措置・補助金見直し担当大臣」です。
租税特別措置には法人税の軽減税率や少額減価償却資産特例など中小企業で活用の多いものも含まれています。具体的な話はまだ出てきていませんが、 今後の動向が気になるところです。
10月の真ん中に4泊6日で海外旅行に行きました。覚悟はしていましたが円安の影響をひしひしと感じ、昼食で一人あたり約4,500円だったときはさすがに驚きました。
それよりも現金の不必要さに驚かされ、ホテルでのチップ以外ではすべてカード決済、飲食店は決済時にパーセンテージを選択するだけで、悩む必要もありませんでした。財布に眠っているドルの価値の行方は如何に、、。