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税理士法人ウィズ NEWS 2025年7月号 VOL.185

投稿日:2025.07.07
更新日:2025.07.07
区切り線

今年は昭和元年からちょうど100年目。激動の時代を経て令和の世を迎え、テクノロジーが生活を一変させても、人々の悩みや喜怒哀楽といった感情の機微はそう変わっていないように思います。
進歩の速さの中で見失いがちな人間の本質的な部分に目を向けること。そこに、時代を超える知恵が宿るのかもしれませんね。


※PDF版はこちらからダウンロード→税理士法人ウィズ NEWS 2025年7月号 VOL.185

セミナー情報

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お役立ち情報

【中小企業の経営計画策定】

4月末に2025年版中小企業白書が発表されました。今回はその中から、中小企業の経営計画の策定状況などについて紹介します!
経営計画の策定状況はそれぞれ次の通りとなっています。

現状、計画を策定している企業と策定しない企業が半々に分かれる結果となりました。
次に策定していない企業の主な理由を見ていきましょう。(下段左)

上記理由の中には「時間的余裕がない」「先が見通せない」「どのように作成して良いか分からない」といった作成をしたいが、作成に至ることができないといった思いもある一方、作成が不要だと考えている企業も存在します。
では、実際に経営計画を策定しているのと策定していないのではどれほどの違いが表れるのでしょうか?
上段右の売上高・付加価値額の変化率では経営計画を策定している事業者の方が両指標ともに高い水準にあることがわかり、経営計画の策定にプラスの影響をもたらす可能性が高いです。

いかがでしたでしょうか?経営計画は策定することにより、自社の経営状況の把握や業績の向上を図ることができるだけでなく、融資や補助金を受ける際にも大きなアドバンテージとなります。

ウィズでは過去の決算書と毎月の試算表をもとに1年先の業績を予想するお手伝いをしています!
「計画を作りたいけど一人では…」という不安をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください!
また、今回ご紹介した2025年版中小企業白書は下記QRコードから参照できます。

ウィズの本棚

『国宝(上)青春篇』
【出版:朝日新聞 著:吉田修一】

極道に育てられた美貌の青年・立花喜久雄が、葛藤と競争の中で歌舞伎役者として成長し、頂点を目指す波乱万丈の青春物語です。
歌舞伎と極道という異色の世界観が見事に融合し、主人公の成長や葛藤が深く描かれています。喜久雄の孤独と情熱が胸を打ち、圧倒的な筆力で引き込まれる傑作となっております。

先人の言葉

フランスを代表する哲学者であるミシェル・ド・モンテーニュの言葉。
昨日できたことは今日もできる。今日できたことは明日もできる。
決着は、その日のうちに。

税務カレンダー

8月12日
★7月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付

9月1日
★6月決算法人の確定申告(法人税、消費税、地方消費税、法人事業税、法人事業所税、法人住民税)
★3,6,9,12月決算法人及び個人事業者の3月毎の期間短縮に係る消費税確定申告
★12月決算法人の中間申告(半期分)
★消費税年税額が400万円超の3,9,12月決算法人及び個人事業者の3月毎の消費税中間申告
★消費税年税額が4,800万円超の5,6月決算法人を除く法人及び個人事業者の1月毎の消費税中間申告

8月中において都道府県の条例で定める日
★個人事業税の納付(第1期分)

8月中において市町村の条例で定める日
★個人の道府県民税及び市町村税の納付(第2期分)

トレンドを斬る!

今月のトピック:【ドムドムバーガー

ドムドムバーガーは日本最古のハンバーガーチェーンです。
バーガーメニューは「厚焼きたまご」「春菊のから揚げ」などの個性派ぞろい。店舗限定や毎月発表の新メニューも掟やぶりのオンパレードです。
ロゴマークの象「どむぞうくん」のキャラクターグッズの人気により若い世代の認知も急上昇。絶滅危惧からの復活劇に目が離せません。

商売のヒント

今月の商売のヒント:【心を動かす「ストーリー」の力

昭和の高度成長期を代表する「三種の神器」といえば、白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫。夢の家電製品として多くの家庭が憧れていたのは、その機能性や利便性が豊かさを象徴していたからでしょう。
何事も効率重視。すぐに「利益は?費用対効果は?」と問われた古き良き昭和の時代。しかしその効率重視の価値観は、今や大きく変わりました。モノと情報であふれかえった令和の時代に差別化を図るには、利便性や機能、価格競争だけではとても適いません。今どきのキーワードは「ストーリー」なのです。顧客の心に響くストーリーを、商品やサービスにどのようにしてまとわせるかが鍵となります。

例えば、大阪府大阪市で数十年来ハンコの町工場を営んできた岡田商会が手がけた「ねこずかん」は、猫のイラストに名前を入れることができる印鑑で、累計13万本を超える売り上げを記録しています。
ヒットの要因は単なる可愛らしさだけではありません。「わが家の愛しい猫の名前が印鑑になる」という個人的なストーリーが、猫好きの琴線に触れたようです。そこに湧き上がる温かい感情や懐かしい思い出が消費者の心に刺さったようです。

「好き」をつくる町工場を自認している岡田商会のモットーは「義務を、遊びに。」小さな会社だからこそできる、顧客一人ひとりの感情に寄り添う視点がクチコミを呼び、熱烈なファンを生み出す原動力となっているのでしょう。モノがあふれかえる現代、人々の心を動かす「小さなストーリー」こそが、競争を勝ち抜くための最強の武器となる。岡田商会の挑戦は、その事実を私たちに教えてくれます。

メンバー後記

田島 年男
田島 年男

7月に税務署職員の定期異動がありました。これから秋にかけて調査が多くなります。
調査対象になりやすいのは赤字や還付申告が続いている会社、高額な役員報酬・交際費・外注費がある会社。業種的には現金取引の多い飲食・小売業や取引が多岐にわたる建設業など。近年暗号資産取引にも力を入れております。
調査対策の鍵は、帳簿の精度の向上と定期的チェック。なお調査の確率を減らす書面添付制度もあります。


橋本 秀明
橋本 秀明

先日、ある顧問先の幹部社員の方が「社長は現場の細部までは把握していない。だからこそ現場で実際に起きていることを自分が伝え、自分なりの意見を積極的に進言していきたい」 と語ってくださいました。
企業の持続的成長には、トップダウンとボトムアップの両方が適切に機能する、風通しの良い組織風土が大切で、現場と経営層が相互に理解し合う関係構築が求められていますね。


村場 晋
村場 晋

今年もあっという間に半年が経過しました。残り半年しかないのか、まだ半年もあるのか、気持ちの持ちようによりその過ごし方は変わってきます。時間は皆に平等に与えられていますので、その使い方次第です。
弊社のクレドに『時間』というバリューもあります。時間を有効に、優先順位を考えスピ-ド感をもって、何事にも取り組んでいきましょう。暑い日が続きますが、体調に気を付けて今月も頑張りましょう。


鈴木 正義
鈴木 正義

早いもので今年も下期に入りました。物価は依然高いままですが、頑張って乗り切りましょう。
7月は所得税の予定納税がございます。昨年の確定申告を基に算出されますが、法人化で事業を廃止した方や賃貸物件を売却して家賃収入が無くなった方等状況が大きく変わった方には『減額申請』という制度がございます。15日期限ですので、思い当たる方は検討してみて下さい。


森下 久美
森下 久美

先日、ウィズの簡易着地見込み表で毎月決算の予測をしているお客様との打合せで特別な支出があり赤字予定で進めてきましたがもう少し売上が伸びればと毎月の努力と改善の成果で決算2か月前に黒字になりつつあります。
社長曰く着地のプラスマイナスが見えて楽しみだし心構えができると喜んでおりました。毎日の売上の活力にして頂いているようで私も嬉しかったです。


金田 伸
金田 伸

コスパ、タイパという言葉が当たり前になり、自動化を推進する動きは数年前から続いております。その中で細やかに対応する、人の手を介さないといけない部分は今後どんどん価値が上がって行くように思います。
人にしかできないことをどのように価値を高めていくか、どのように伝えるかが重要です。良いものでも伝わらなければ、価値は知られません。良いサービス、良い商品が世間に広がってほしいですね。


栗田 奈美
栗田 奈美

ChatGPTの台頭により様々な作業が効率化された一方で、人間の脳機能は著しく低下傾向にあります。脳機能が低下すると、注意力・記憶力・予測力などの認知機能に支障をきたすと言われています。
機能を維持・向上させるためには、計算問題を解くなどの「脳のトレーニング」が有効とのこと。今のうちに脳トレをするかしないかで将来大きな差が出そうな気がします。


釰田 拓郎
釰田 拓郎

社内で法人保険に関する研修を行いました。曖昧だった部分が明確になった点や有効的な使い方・タイミング等、大変勉強になる内容でした。顧問先様のお力になれるよう、税務面だけでなく多方向の分野について研鑽を積んでいこうと思います。
本格的に暑さが厳しくなってきましたが、室内との寒暖差で体調を崩しやすい時期です。皆様もどうぞお気を付けください。


村上 倫太郎
村上 倫太郎

梅雨という季語は存在しなかったのではと思うほどの暑さが連日続いております。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
自分の夏の定番は「さつま汁(冷汁)」です。 こだわりは地元の麦味噌を使うことと、薬味をこれでもかと入れることです。缶詰を使えば火を使わずに作れます。そのまま飲んでも、ご飯やうどんにかけてもおいしいです。暑さは堪えますが、夏ならではの楽しみ方で乗り切っていきましょう! 


鳥山 蓮
鳥山 蓮

犬税をご存じですか?昭和50年代まで存在しており、犬やうさぎに消費税とは別の税金が課されていました。今では導入している市町村はありません。
他方で、身近なものに新税が導入される可能性は常にあります。知らずのうちに損をしてしまわないよう、税関連は常に学び続ける姿勢を忘れずにいたいです。
しかし犬を飼っている身として、犬に消費税がかかるのはある種の皮肉を感じてしまいます。