令和7年4月より雇用保険料率の改正


この度、2025年(令和7年)4月1日より雇用保険料率が改定されます。
毎年改正は行われていますが、今回の変更点はすでに確認済みでしょうか?
給与計算を担当されている方は、今のうちに必ず目を通しておきましょう。
雇用保険とは
雇用保険とは、労働者の生活や雇用の安定、就職の促進などを目的に日本政府が管掌する強制保険制度です。
加入者の条件は、次の3点を満たしている従業員であることです。
・31日以上の雇用見込みがある
・所定労働時間が週20時間以上である
・学生ではない(学生であっても一定の条件を満たしている場合は被保険者に該当します)
納められた保険料は、失業した場合や再就職活動をする場合、職業における教育訓練を受けた場合、育児休業や介護休業中等の方を支援するための給付などに活用されます。
変更内容
こちらは厚生労働省のサイトに掲載されている表になります。
全体的に雇用保険料の負担が減少します。

参照:厚生労働省「https://www.mhlw.go.jp/content/001401966.pdf」(最終閲覧日2025/4/17)
保険料の計算例
・事業種目:一般
・総支給額:200,000円
〈令和7年3月まで〉
従業員負担分 200,000円×6/1,000=1,200円
事業主負担分 200,000円×9.5/1,000=1,900円
〈令和7年4月以降〉
従業員負担分 200,000円×5.5/1,000=1,100円
事業主負担分 200,000円×9/1,000=1,800円
となります。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました!
導入している給与計算ソフトによっては料率の再設定を自動で行ってくれるものもあるかもしれませんが、そうでない場合にはご自身で料率を変更しておく必要がありますね。
この機会にぜひ一度確認してみてください。
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